FXは値幅をとることが重要なのでどうしても縦軸ばかりに注目してしまいます。
そうなると横軸(時間軸)を考えるのを忘れてヨコヨコ状態が続いた時や下位足の戻しがきた時にイライラしてきます。
そうなると冷静にトレードすることができなくなりちょっと逆に行った時に切ってしまい利確目標までホールドできないことがあります。
その後チャートを見た時に予想通りだった時はもっとイライラだね!
そうならないためにも横軸(時間軸)を考えることを忘れないようにしたいところ。
では横軸(時間軸)を意識するために知っておくべきことを共有していきましょう。
なぜFXで横軸(時間軸)を忘れやすいのか?
『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』という本によると
直線本能という本能が働いてグラフを見ると未来のことが直線に推移するとおもいがちになる
『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』
この本の中では人口の増加のグラフに直線本能が働いていると書いてあります。
そこから私は直線本能がFXチャートを見る時にも働いていているのでついつい横軸を無視してしまうのではないかと思いました。
気になった方は是非読んでみてください。
FXチャートに働く直線本能
上記のような状態の場合110.00割れで売りを狙うと思います。
それ自体はいいのですが、その後の動きを緑線か青線かその両方のどれを想定しているかが問題です。
自分も含めて多くの人は緑線のように推移すると思ってしまいます。
これが直線本能だね!
実際は
- サポートライン付近で売っていた人の利確の買い注文
- 短期目線の人の利確の買い注文や戻りを狙った新規の買い注文
などが入るので一気に落ちにくいです。
もちろんそのまま落ちていくこともあります。
緑線で推移すると考えている人と青線で考えている人を比べると横軸(時間軸)の差があります。
この差のせいで緑線で推移すると想定している人は、想定どおりにいかなくてイライラします。
直線本能を防ぎFXで横軸(時間軸)を意識するには
出来るだけ上位足(一番大きな時間足)を見る
トレンドが出ているとした時にトレンドと判別できる一番大きな時間足を見る。
エントリーポイントまできた時だけ下位足を見てタイミングを測ってエントリーをする。
そうすれば、横軸(時間軸)の差が生まれることがなくなるので直線本能が働いても問題なくなります。
過去の横軸(時間軸)を考える
過去のチャートの動きから未来の動きを予測しておくことで緑線と青線両方を想定ないにしておく。
例)以前揉み合った時間と同じくらい揉み合ってから次の動きが出ると予想する
これをしておくことである程度は待ったりできるようになると思います。
斜め線を使う
トレンドラインやチャネルラインを使うことによって縦軸と横軸両方を分析できます。
さらにチャネルラインは値幅を測るのにも使えるのでかなりおすすめです。
どうしても直線本能に抗えないという人は秒スキャ
人間には向き不向きがあるので
- どうしても戻りを耐えることができない
- すぐに損切り利確をしてしまう
という人には秒スキャがおすすめです。
秒スキャは簡単にいうと値が走りそうなところでエントリー、走ったら利確をする手法です。
上記の110割れのエントリーの場合、青矢印で利確してしまうというものです。
一回で大きな値幅は取れませんがその分エントリーポイントが多いので試行回数でカバーします。
FX横軸(時間軸)を無視するとイライラする話|いつ下がるんだよ!まとめ
- 横軸(時間軸)を無視することはチャートが直線に推移していくという直線本能による思い込みのせいで起こる
- 対策としてはできるだけ上位足を見る、過去の横軸(時間軸)を考える、斜め線を使う
- 横軸(時間軸)も意識してトレードすることでよりストレスフリーなトレードができるのでぜひ試してみてください