[書評]学びを結果に変えるアウトプット大全|重要ポイントまとめ     

[書評]学びを結果に変えるアウトプット大全|重要ポイントまとめ      書評

私がこの本を読もうと思ったのは効率の良いアウトプットのやり方を知りたかったからです。

そんな私がこの本を読んでみて思ったことは、この本はアウトプットのやり方から派生してうまくコミュニケーションを取る方法やひらめきを生み出す方法や精神的なことについてなどアウトプットのやり方から少し離れてしまっている部分が多かったと感じました。

というのも著者の樺沢紫苑さんは精神科医でうつ病や自殺を減らしたいという思いで様々な活動をされている方なので、そういった境遇にある方に向けてのメッセージもあるのかなと思いました。

ここからは学びを結果に変えるアウトプット大全を読んで得られた個人的に使ってみたいアウトプット術を紹介したいと思います。

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インプット対アウトプットは3:7

大学生を対象に、勉強時間のうちにインプット(教科書を読む)とアウトプット(問題を解く)をどのような時間配分で勉強をしているかを調べた研究によると、インプット対アウトプットは7:3でした。

一方、コロンビア大学で行われた小3から中2までを対象に、9分間で人物プロフィールを覚えて暗唱させた研究によると、インプット(覚える時間)に40%〜30%、アウトプット(練習する時間)に60〜70%を費やしたグループが高得点となったようです。

これらからインプットとアウトプットの黄金比は3:7。
インプットの2倍以上の時間をアウトプットに費やすのが最も学習効率が高いということです。

  • 本を読んだ後は要約をtwitterにあげたり、要点をまとめたブログを書く。
  • セミナーや講演会で聞いたことを友人に話してみる。
  • 自分が勉強したことを勉強したいと思っている人先生となって教えてあげる。

などのアウトプットを実践してみましょう。

発見や学び、気づきは必ずメモる

皆さんもセミナーや講演会、本を読むことで「これってこういう事だったんだな」とハッと気づくことがあると思います。
そうした「自分の気づき」はたった30秒で失われるそうです。

「自分の気づき」が自己成長につながるので忘れないようにすぐにメモしましょう。

そして、メモするだけでなく「自分の気づき」を実践していくことでなんらかの改善が見られるようになるはずです。

思考の軌跡は一冊のノートに全て残す

自分が何かに取り組んでいるときにそもそもどういう考えで取り組んでいたのかわからなくなったり、自分の考えがあっち行きこっち行きして混乱してしまうことがあると思います。

そうしたことにならないためにも、一冊のノートに自分がどんな思考を持っていたのかを書き記しておくことでいつ何を考えていたのかが整理しやすく頭の整理がしやすくなります。

お気に入りのノートや文房具を見つけるのが続けやすくおすすめ見たいです。

情報発信をする

ブログ、twitter、YouTubeなどのSNSを使って自分の勉強したことや知識を発信することでかなりのメリットが存在します。

まず、ネット上に発信することで様々な人に目に留まる可能性があるのでクオリティを高いものを作ろうという意思が生まれるのでより自分が発信しようとしていることについて詳しくなれます。

また、コメントなどでフィードバックが得られるので改善しやすいし、閲覧が増えることで成長を感じられるので続けやすいです。

さらに、デジタル情報社会においては情報を発信する側と情報を受ける側、どちらの立場にいるかで三角形の頂点に位置するのか底辺に位置するのかが変わってきます。

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