あの天才物理学者アルバート・アインシュタインが
『複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う』
と言ったほどお金を稼ぐために複利は有効です。
ですがFXにおいては複利を使うことは有効であるとは言い切れません。
複利運用の罠とどんな運用が良いのかを開設していきます。
- FXで複利運用をして1億稼ごうと思っている人
- 複利運用がすごいと思っている人
- 複利運用を詳しく知らない人
複利の凄さ
まずは純粋に税金などを考慮しないで複利でどれくらいの利益が見込めるのか計算式に当てはめて計算していきましょう。
元手をA 月利をr 月数をn 元本+利益を¥ とすると
になります。
元手100万円 月利5% で運用できたら9年で1億円になります。
最初の月の場合 5万円をひと月で稼げばいいので1日あたり5万÷20日=2500円
pipsでいうと5lot で5pipsとるだけでいいのです。
資金が増えればそれに応じてlot を増やせば難易度は変わりません。
簡単そうに思えるね!
ですが現実は甘くなく1億に到達する前に資金を溶かしてしまう場合がほとんどです。
他に考慮しないといけないこともあるの見ていきましょう。
複利運用をやめた方が良い理由:複利の罠(FXにおいて)
愛さんによるイラストACからのイラスト資金がなくなるリスク
複利の罠とは常に運用中の資金がリスクにさらされているということです。
どれだけ資金を増やす事ができても常に一定のリスクを背負ったままトレードをしていかなければいきません。
FXの場合口座に入れている資金が全て無くなる可能性があるよ!
そもそも複利は元本がある程度保証されていて一定の利子が発生する場合に有効なのであってFXのような元本をリスクに晒しながら決まった利子のないものに適用することは不可能に近いのです。
税金を考慮しないといけない
上記の計算では税金を考慮していません。
FXで稼いだお金に関して言えば国内口座の場合一律20%、海外口座の場合金額が上がるにつれて増えていき最大50%になります。
資金が減ってしまっては上記の計算に当てはめることはできません。
なのでやるなら1年スパンの計算でやるようにしましょう。
法人化など節税などはできます。
スプレッドやスリッページに注意が必要
FX会社によって違うんですが一回あたりのLOTが多くなるとスプレッドが広くなったりスリッページが発生しやすくなったりします。
なのでFXでの複利運用は一定額を超えてくると一気に不利になるので満足のいく額まできたら出金して別の投資に回すのがオススメです。
FXで複利を成立させるために
1年スパンで複利運用していくとしても人がやると安定感がないのでおすすめできません
FXで比較的安定した成績を残せる方法としてはEA(自動売買)などのシステムトレードがおすすめです。
ですが相場は常に変化しているので常にシステムを組み替えたり調整を加えながら運用していく必要があるので初心者の人や自分でシステムを考えられない人は安定した運用期待できません。
また詐欺に近いEAを販売している人もいるのでよく調べてから使いましょう。
オススメ運用:コツコツ出金を心がけよう
しばらぶさんによるイラストACからのイラスト複利運用をしたくなるところですがFXにおいてはコツコツ出金をしていくことをおすすめします。
FXの魅力は安定性ではなくレバレッジをかけて少しのリスクで大きく稼げるところなので
一定の金額を目標として目標を達成できたらすぐに出金しましょう。
『遠足は自宅に着くまで』と言われた事があると思います。
FXにおいて言えば『利確は出金するまで』です。
このことを覚えておいてください。
[FX初心者向け]複利運用はやめた方が良い理由3選とおすすめ運用まとめ
アルバート・アインシュタインがいうように複利は資産を増やす有効な方法です。
ですがFXにおいて複利運用することは難しいです。
なぜなら複利は元本がある程度保証されていて決まった利子が得られる場合に有効だからです。
FXのように資金がリスクに晒されていて利益が安定していない投資での複利運用はやめた方が良いです。
FXをするならレバレッジをかけて少しのリスクで大きく稼ぐことをおすすめします。